H5N1型ウイルス襲来 新型インフルエンザから家族を守れ!/岡田晴恵
H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ! (角川SSC新書)
- 作者:岡田 晴恵
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/11
- メディア: 新書
ほぼ100%感染して、もしかしたら死ぬとか言われたこわいですが、それよりも知識がないことが一番こわいです。先日の新聞に人から人への感染が認められたと書いてありました。うちにテレビはないので母に電話してきいてみたら「テレビではそんなに騒いでいない」とのことでした。日本で感染者が確認されないと祭りにはならないんだろうな。
ふせんをつけたところ。
- 鳥インフルエンザウイルスは、通常のインフルエンザウイルスが、ニワトリの上気道と消化器での局所感染にとどまるのに対して、ウイルスが血液に乗って鳥の全身に広がり、全身感染を引き起こします。そして、1〜2日で感染したニワトリを100%殺します。
- (流行時に外出するとき)出かけるときには必ず、マスク、ゴーグル、手袋、コートを準備しましょう。
- マスクはできればウイルスを除去するとされるインフルエンザウイルス用のものが好ましいでしょう。
- ゴーグルは目の粘膜からウイルスに感染するのを防ぐためにつけるものです。ウイルスの専門家たちが実験などに使うゴーグルがありますが、一般では手に入りにくいものですから、花粉症の防御ゴーグルでもよいでしょう。しかし手元になければ、水泳のゴーグル、サングラスなどでも感染のリスクを下げるという意味ではしないよりもベター。
- 手袋は医療用の薄手のビニール手袋などが、素手と同じように使えて便利です。
- 低濃度の二酸化塩素ガスを発生させ、容器内で衣服などの汚染物を消毒するような製品もでています。
- タミフルは、ノイラミニダーゼ阻害薬の一つで、発症後48時間以内に服用すると、ウイルスの増殖と、重症化をおさえ、発熱などの期間を短くし、回復を早めてくれる薬です。今現在のところ、新型インフルエンザについては、季節性のインフルエンザのようにデータがあるわけではありませんが、発熱などの症状を軽減し、回復を早めるとともに、ウイルスの増殖をおさえ、重症化を減らす効果があるだろうと期待されています。また、タミフルは、ウイルス感染を受ける前、または直後から服用していると、インフルエンザ発症を予防する効果も期待されています。