咳喘息かもしれない

まさにこれだよ!何年か前の秋冬に同じ症状でずっと苦しかったのだけど、気候が暖かくなったら治ったのでそのままにしてあった。働くようになってからまた再発したので、今度はちゃんと病院で診てもらおう。

咳喘息(せきぜんそく)胸の筋肉やろっ骨を傷めることも

たんの出ないせきが続くときは要注意

 たんの出ないせきを「空咳(からせき)」といいます。この空せきが就寝時や早朝、あるいは冷たい空気、暖かい空気やたばこの煙を吸ったとき、運動や会話をしたときなどに出たりすることがあります。 このような症状が四週間以上続くようなら、せきぜんそくの疑いがあります。 気管支ぜんそくとの違いは、息苦しさやゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴(ぜんめい))がないことです。

気管支ぜんそくになることも

 このせきぜんそくは、気管や気管支が過敏になり過ぎたために起こります。一定期間が過ぎると自然に良くなることもあります。しかし、治療をせずに放っておくと悪化することもあり、約30%が気管支ぜんそくになってしまいます。 一般のせき止め薬は効果がなく、かえって中途半端なせきが長く続くこともあります。軽症の気管支ぜんそくと同じで、治療には、気管支を拡張させる薬やアレルギー反応を抑える薬、ステロイドの吸入薬などが効果があります。

放置せずに医師に相談を

 空せきが続く原因は、風邪をひいたあとや耳鼻科の病気、一部の高血圧治療薬の副作用など、たくさんあります。空せきが続くと体力を消耗し、睡眠の妨げになるだけでなく、胸の筋肉やろっ骨を傷めることもあります。また女性の尿失禁の原因になることもあります。「たかがせきぐらい」と放置せず、内科の医師に相談して適切な治療を受けてください。