祖父が急逝しました。特に病気だったわけでもないので驚きました。これまで5回くらいしかあったことがなく、最後に会ったのは大学1年生の時に自転車で北海道に行ったときなのでもう5年は会ってなかったです。(そのうち2回はほとんど記憶がないので実質は3回)母親は10年くらい会ってなかったんじゃないかなぁ。なんとくなく、いなくなったという実感もないし、さびしいとか悲しいとかといった感情がわきません。祖父が亡くなったのに、涙もでなくて、自分はなんて冷たい人間なのだろうと思うと涙がでてきました。祖父より恋人が亡くなったときの方が悲しくて悲しくて仕方がなくなるような気がします。肉親よりも他人の死の方が悲しいなんておかしな気もするけど、触れ合った長さと深さによるのかなぁと思ったりしました。

  • 正月に「ネチネチしない」とその年の目標を紙に書いて壁に貼っていたじいちゃん。
  • 「おじじはアル中ハイマー*1だから。」とギャグセンスもなかなかなじいちゃん。
  • 自動車のカギがなくし、「ばあさんが隠した」*2とか言って大騒ぎしたのだけど、結局自分がもっていたというおちゃめなじいちゃん。
  • 朝5時から、でかい声でみんなを起こすじいちゃん。
  • 酔うと「おっとこ、いーちだぁーい*3」と何度も熱唱するじいちゃん。
  • 錆びた釘など、ガラクタ(にみえる?)をたくさんとっておくじいちゃん。

血のつながったじいちゃんなのに、このくらいしか思い出がない。でも、やっぱりどこかで元気に暮らしているのと、もうこの世に存在していないっていうのは全然違うのかもなぁ。

*1:アル中+アルツハイマー

*2:お酒を飲んだのに車に乗ろうとするので、たまに隠すことがあるらしい

*3:男一代?本当にある歌なのかなぁ?