家庭科のこととか

昨日教育方法学のレクチャー(全体ではなく一部だけだけど)を受けたのだけど、まだ一人立ちするには時間がかかりそう。現場の先生たちも本当にちゃんと考えて授業を組み立てているのかなぁと思った。
私の専門は家庭科だったのだけど、家庭科の先生にならなかった理由のうちのひとつは家庭科を義務教育で教える意味を見出せなかったから。

題材名 洗たく上手のひけつ!試して合点(5年)
この実践報告を見ていたのだけど、学習目標がわからないところがあったりした。

お絵かきをしていて、うっかりクレヨンが服に付いてしまったとき。さてどうするかな? 浩志は、3択クイズでエコランドリープランの紹介を始めました。
1.ヨウ素液をかけてこすり、のりを付ける
2.ぬらしてこすり、でんぷんをかける
3.消しゴムで消し、牛乳をちょっとかけてこする
 答えは3番。お客さんの大輝は、実際に試してみて「合点!」していました。

以前に授業で教えた知識の確認でもなさそう。「クレヨンの汚れを落とすには消しゴムで消して牛乳をちょっとかけてこする」ことを勘で正解しても意味があるのか。生徒にとって意外な答えだった時は、印象に残るかもしれないけど、あまり他に応用できそうな知識でもなさそうだし重要な内容とは思えないなぁ。例えば算数だと全国的に九九をやったり方程式をやったりするけど、家庭科はばらばらなことをやっているような気がしてなりません。